7月6日法人創立記念祭当日

「7月6日」は社会福祉法人東城有栖会にとって,重要な1日です。昭和47年の養護老人ホーム東寿園の開所日です。つまり法人創立記念日です。そこで毎年「記念祭」と称して「勤続10年職員表彰」を行います。これはあくまで勤続10年の職員さんのみです。今年も担当役員さんを中心に当日の準備が進みました。

 ところが・・・前日からの全国的な大雨です。避難勧告も出る事態で,朝から学校等の状況を確認しながら,早々に「中止」を決定しました。表彰を受ける予定の方にはまことに残念でした。しかしそれどころではありません。雨は午後からさらに雨量が増え続け,気になるのは「風の街みやびら」の隣りを流れる東城川の水位ですがどんどん上がります。6~7mはあるはずの高さも気づけばあと3mあまりです。濁流がどんどん奥から流れてきます。枯れ木のみでなく生木も流れ来て,橋脚に音を立てながら当たります。下川に東城の市街地がありますが,中心部が低いだけに心配されます。どうも記念祭どころでなく,余りに心配なので私は泊まり込むことにしました。雨雲レーダーでは22時頃まで雨が続きそうです。川が氾濫してはたまりません。かといって今更介護度4以上の方と逃げる先もありません。残った職員が帰り,夜勤者が来るまで待ちました。市内放送でも道の分断情報が流れています。神石高原方面,帝釈方面,八幡方面,粟田方面からやってくる職員さんの中には分断されて来れない人も出始めました。逆に帰れない人も出ます。もう泊まることを勧め,災害に備えることとしました。「特別警戒情報」がけたたましく流れます。行政や関係者からは「避難」「被害」についての問い合わせが入ります。そうしている中に,避難希望されるご利用者も出てきました。定員や居室などと言っている暇はありません。受け入れます。なにしろ「記録的豪雨」です。暇を見ては川を見に出ます。見るたびに水位は上がり,もう見たことのないところまで水は来ています。あと1mかなと思いながら下川の宮平橋に目をやると,すでに橋の欄干にしぶきがあたり,対岸は超えそうです。最悪の備える必要があります。状況については定期的に所属職員にメールしながら22時を迎えました。すこし雨量が減った感じです。横になっても寝れるわけもなく,ネットを見ます。

 23時を過ぎて,解錠し点灯していた玄関自動ドアが開きました。「こんばんは!被害ありません?」隣家の方々がおそらく泊まり込んでいると考えて安否訪問に来られました。「水位は下がってますよ」と話されます。少し安堵したら夕めし食べてないことを思い出しました。冷蔵庫をあさり温めて食べて浅い眠りにつきます。

 早朝施設内外を自分で確認して,すさまじい水量にあらためて驚きながら,帰宅前のメールを打ちました。被害は出ていると思います。御見舞い申し上げます。またこれ以上に広がらないことを願います。

 

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