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足腰が痛まない山登り

 話せば長い話ですが,私が住職を務めるお寺の山号は「多飯山」と言います。街中でも平坦地でもお寺には山号がついていますが、この山は実際にお寺の裏側に存在します。正式名称は「多飯が辻」で1,040mの高さです。そこまでは珍しくありませんが,この山のほぼ山頂にお寺の「奥の院」なるものがあります。4年に1度「供養田植」が現地公開され,翌日御札納めと称して登山して納めます。どこに?奥の院には本殿と拝殿があります。「大山社」という名称がついています。この本殿に納めるのです。宝暦年間からこの行事が続いていいるとして国の無形文化財に指定されています。いわゆる「大山信仰」で頂上から伯耆大山が望めます。とここまでが前段です。

 さて幾度かの補修や建て替えも含め維持してきましたが,もう20年くらい前から痛みが激しいため,建て替えも話が出ていました。なにしろ1000mを越える場所にありますから,その昔は住み込みながら,頂上付近の木を切りながら乾燥して建設していたようです。とうとうここに来て機が熟し本当に拝殿の補修と本殿の建て替えを行うことが決まりました。御本尊の移動、つまり遷座となります。つまり供養法要が必要です。この秋に山に登ることとなりました。奥の院へ向かうといえども登山です。最近は中腹まで車が入りますが,最後は1時間近く歩きます。ところがこのたびは山の植林を切り出すための道をY材木会社が作っています。それも目的地が下から見えるほど木を切り開いてあります。

 ということでキャタピラー付きのすごい馬車??に乗せてもらい登れることとなりました。すごいですね、もう二度と乗れないかもしれません。貴重な体験です。山際に作られた木材の運搬用道を進みます。常識では考えられないような角度と道をさすがにキャタピラーは進みます。ジグザグに山手を進み約30分で山頂近くに到着しました。眺めを楽しみながら宮司さんとともに工事の無事を祈念して降りることができました。同じ時間でも足腰が疲れないので良かったですね。ありがとうございました。これで建設資材の運搬にも少し希望が持てますね。工事の無事を祈ります。

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