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わらしべ長者弁当

 私の本業は僧侶ですので,年間で考えると葬儀や法事の場面によく呼ばれます。そうしますと,今の時代ほぼ仕出し弁当をいただくことになります。時代とともにこの内容にも変遷があります。

特に葬儀では,その昔は組内が集まり男性は紙の花の飾りや葬儀の場所となる家の環境整備,女性は台所でまかないの準備をします。どちらも組内の結束力を競うようなものでそこには細かい組内ごとの厳しいマイナールールがあり,それはそれでもめ事の火種でもありました。それでも食事等は手作りで大変な仕事量だったと記憶しています。

現在は葬儀場は地元公営葬祭場ですので,ほぼ男性の仕事はありません。食事も仕出しですから費用はかかりますが,かなり手間は軽くなりました。ということで良く仕出しをいただきます。費用はかかっていますが,手料理の面白さはなくなりました。本日もありがたい仕出しをいただきましたが,本日の昼食となり,職場に持ち込んでいただく予定でした。あまり気乗りしない私でしたが「だれかお昼と交換しません?」と申し出ると,「おこわしかないんですが・・・」との反応。私はその山菜おこわと交換することとしました。ある地域の産品市場で売っているようですが,この山菜おこわなるものは結構美味しいのです。インスタントお汁とカップ麺までいただき私は結構満足でした。周囲は「山菜おこわ」仕出し弁当ということで「わらしべ長者弁当」と笑っていましたが,私はまじめに得した気分でした。

しなしながら,夜帰宅すると食卓にはさらに法事も含め,全く同じ内容の仕出しが二つありました。誠に贅沢ながら・・・・苦行は続きます。

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