託児所と離職率

 毎年広島県老人福祉施設連盟の中では各ブロック別に研修会が開かれます。私たちが所属している「三次ブロック」では毎年1回すべての分野が一堂に会して開催されます。またこれに併せて,各施設がいろいろな研究発表を行います。私たちは昨年度は「特養のお引っ越し」で移転する経緯と準備について発表しました。今回は12月3日,三次市においてデイサービスえがおが「高齢者と子どもたちの生活~長生きサンバでみんなえがお」というテーマで発表しました。「デイサービスえがお」とは元々東寿園の旧田中邸という民家を改造して認知症デイサービスを行ってきましたが,途中からプレハブの託児所を併設して,高齢者と職員の子どもたちが一緒に過ごしてきた場所です。特養の建て替えとともに建物の老朽化により「風の街みやびら」に移転してきました。1階がデイサービスで2階が託児所です。
この発表では,高齢者と託児所が同じ屋根の下で過ごす相乗効果と,いっときそれぞれの都合で途絶えていた共生を再び復活させるまでの取り組み経過,またこれによる効果としての職員の「離職率」低下への取り組み といったところをまとめています。復活への取り組みはお互いの理解を深める研修と交流から成り立ちます。また離職率については平成26年度の1年間に離職した職員の全体に占める割合は法人全体で7.3%,こと話題となる介護職では5.1%でした。過去5年間もほぼ同じ状況です。ちなみに22年度から託児所が2カ所になりました。この数字の中には短時間勤務の看護職や定年を越えて契約として雇用されている人,喫茶店のウエイトレスも含まれます。先日の記事では全国的には16.5%という報道もあります。単純に利益の出る託児所ではありませんが,長期的相対的には非常に効果的で経済効果もあると感じます。まあそういう意味では先駆的取り組みの継続ということかもしれませんね。

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