2016医療福祉権建築賞授賞式
東京で行われました一般社団法人医療福祉建築協会主催「2016医療福祉建築賞」の授賞式に4月28日参加しました。医療や福祉分野で過去3年間に建設された建物が対象で建物というハード面だけでなく,使用する人たちの使い心地というソフト面も併せて評価する賞であり,設計者や施工業者もっとも権威がありほしがるという賞だそうです。
2016年度は3カ所が大賞で4カ所の準賞が決まりました。その3つの中の一つに選ばれるという光栄なことです。思い起こせば書類審査の後の現地審査は雪のある寒い日でした。事情で1回診査日が流れるというハプニングの後で忘れられません。ほかの2カ所はでっかい病院と特別支援学校でした。田町の「建築会館」が会場で知らない街ではありませんでしたが,かってが違いすぎて慣れません。ホールの一番前の中央の席に設計者と施工業者とともに座り表彰状を受け取りに出ました。すべての施設のスライドを審査員が解説していきます。どこも当然ながら素晴らしい施設であり,快適な感じがします。あとの祝賀会でのコメントを聴きましたが,是が非でもこの賞がほしいと公言される方もあり、賞の重みを感じました。
審査員長は「医療分野の大賞はバランスよく特徴が少ない。準賞は良い意味でもとがっている。また福祉分野はすべてがとがっていると言える。表彰することで少しでも医療と福祉の分野の進歩に貢献したい」とコメントされました。なるほど趣旨が理解できました。大変重いプレートをいただいて帰りました。今後建物のどこかに設置したいと思います。(とても素人が取り付けるレベルの品ではありません・・・)
もう一度伺うような世界ではありませんだけに貴重な体験と慶びたいと思います。お世話になりました。