送骨???

 ある日テレビで「送骨」なる葬送を見ることがありました。「死後の後をみる人がいない」「葬儀をする人がいない」「墓を作っても誰も参る人がいない」等の理由でお寺へお骨を送るという。お一人\30,000という価格でゆうパックを利用してお寺へ骨壺を送りつける。その後,住職は約10分の読経を挙げて納骨堂へ納めるという内容。まことに簡単だが,どうも世間では受けている様子です。
実際に葬儀を挙げたり,墓の面倒をみる人がいないという事実は,私たちの周囲でも起きています。「散骨」「樹木葬」「直葬」「」など時代と共に葬り方にも変化が出てきました。しかし「送骨」ははたしてよいのかどうか?「分骨」「納骨」等と同じく骨の処理の仕方であって,葬儀ではありません。いくら費用が安くとも縁のない方のお世話まではなかかなできるものでありませんね。どうも法律的には骨を送ることは妨げるべき問題はないようですが・・・
取材を受けていたご住職は私の大変よく存じあげる曹洞宗の方でした。おそらく費用のかかる葬儀,引き取り手のない遺骨といった事情を考慮して取り組まれているのでしょうが,少し主旨が違ってきているようにも見えます。『無量寿経』には「独生独死,独去独来」とすべて生き死には一人で孤独です。それでも生まれた時,多くの人に誕生を喜ばれる方が多いわけですから,この世を去るときも盛大にお送りしたいものです。費用がなくともできる葬儀は必要です。料金体系を示して葬儀をあげる世界は確かに限界が来ています。2040年には亡くなると予想される自治体が4割と言われますが,やはりそこのある寺院も4割あります。とても維持できるとは思いませんが,信仰がなくなることはありません。必要とされる寺院となりたいものです。

運動会です!

 秋も深まって参りました。少しずつ葉の色が変わり始め,朝夕に寒ささえ感じ,虫の声が響きます。秋晴れの下では運動会です。私の記憶が正しければ小学校の時,いつだったかある秋に2度運動会があったことがあった。なんの意味だったかわからないが,雨の中はだしで走ったことがある。
 ということで3丁目では運動会が企画されました。暖かい秋の日差が差し込む1番地のリビングではちまき姿で集合。開会式では選手宣誓まで無事行われ,審判長の注意事項体操で始まりました。お年寄りの運動会です。走るわけではありませんが、ボールを入れたり,水を注ぎ込んで量を競ったりですが,それでも賑やかに盛り上がります。その昔,老人ホームで運動会をしていました。外で車いすを押しながら「パン食い競走」や「障害物競走」など,今思えば結構激しいものでした。`もう特養で運動会は難しい`と思っていましたが,これも私の固定観念であり,やってみないとわかりませんね。結構楽しそうな秋の一日でした。

秋の交通安全週間

 シルバーウイークでした。皆さんはいかがお過ごしでしたか?私は秋彼岸のお参りをしました。そうです。僧侶が本業です。三次市から廿日市市,広島市,福山市,岡山市とお参り可能なお家を訪ねました。ですから当然ながら高速道路を少なからず通ります。それが・・・結構渋滞です。流れてはいましたがさすがに連休,そしてすごい経済効果です。たしかに5日以上も休みとなると家ばかりにゆっくりしてもおられませんね。しびれをきらして出かけることになります。
 ということで高速道路を走っていました。前を行くシルバーのクラウンがゆっくり側道にハザードを付けて止まります。追い抜きながら「なんでこんな場所に?」と思いながら見ていると男性が2名乗っています。`あやしい車`です。その後またその車は走り始めました。そこでバックミラーを気にしながらゆっくり走ります。あまり離れすぎず追ってきます。まことに`あやしい`。とうとう白い車が抜いていきます。後ろのクラウンは動きません。次に女性運転手の白いステーションワゴンが抜いていきます。動きました。突然追っていきます。私の車を2台が抜きました。`おっと赤色灯点灯!`やはり覆面パトカーです。捕まりました。そうです。シルバーウイークですが「秋の交通安全週間」でもあります。皆さんお気を付けください。

姫りんごのランチ

 地域密着型小規模多機能型居宅介護施設「姫りんご」では隔月で「運営推進会議」を開催しないといけません。そこで奇数月に定例で開いています。ちなみに帝釈にある「もみじの丘帝釈」は偶数月です。
今月は「姫りんご」での開催です。地元の振興区の役員,自治振興センターの職員,民生委員,巡回相談員,行政関係者,法人役員,管理者等から構成しています。利用者状況,施設と地域の行事,運営状況等について確認と情報交換をしています。約1時間の会議ですが,終わると有料ですが食事会です。毎日の姫りんごで提供されている昼食です。
今月は季節感あるキノコづくしです。この地方に多い黒い「香茸」のご飯,「シメジ」のお汁,東寿園福祉作業所製造「椎茸」の肉詰め等です。大変美味しい昼食でした。
会議では定員24名登録をもっと増やして欲しいという希望やもっと利用して欲しい地元の方などについての情報も交換されました。
そう言えば`姫りんご`の名前となっているりんごの種類「ひめりんご」ですが,施設敷地入口に小さな丸い花壇があります。そこに一本植えてあります「ひめりんご」。実はりんごが2個ばかりできています。あれば姫りんごです。是非ご覧ください。 

けもの道

 ある日の夕方山の道を国道へ向けて自家用車で走っていた。突然携帯コールが入る。思わず携帯スマホの置いてあるシートに目をやった瞬間,右側側道より何かが出てきた。思わず見直すとイノシシの子どもおよそ三頭が争いながら併走している。私はびっくり!「出たなイノシシ!」という感じでしたが,冷静に走りました。なんとかその瞬間を逃れて少し安心したら,そこから100メートル先で,今度は左から何かが飛び出した!ジャンプの仕方がカンガルーでなく野ウサギです。ピョンピョンと道路を右へ渡ります。なんという山道。ところがそれだけで終わらない!少し気を抜いてさらに200メートル進んで下ると何かが飛んできた。大きく翼を広げて舞った。今度は新手です。「コウモリ」が飛びます。なんとも次から次へ・・・そんなこんなでさらに100メートルほどで国道へ出ました。その後,国道を200メートル走ると,反対側の車が徐行しています。夕方でライトをともしていますが,何かのシルエットが見えます。これまたイノシシの子どもが国道を渡っているようです。次から次へ動物が現れる獣道です。

有料老人ホームの事故から 

 川崎の有料老人ホームでの事故,ワタミの介護事業からの撤退などお寒い話題の多い介護福祉業界です。もとは日本の高齢化問題を鑑み志を持って参入されたわけでしょうから,この結果は残念ですが,やはり営利目的の株式会社の運営ということでしょうか。どういう理由であれ,評判を落とす業界です。
 有料老人ホーム「アミーユ」では隠しカメラでの映像が公開されました。介護内容といい言葉もまさに虐待に見えます。厚労省によると平成25年度施設従事者による虐待と判断された件数は221件,養護者による虐待は25,310件あります。施設での虐待発生要因について注目すると「教育・知識・介護技術等に関する問題」66.3%,「職員のストレスや感情コントロールの問題」が26.4%,「虐待を助長する組織風土や職員間の関係性の悪さ」13.0%となっています。施設の姿勢と研修が重要ということです。入所施設は利用者がいるのでそうやすやすと経営譲渡できないでしょうが,ワタミの撤退は居酒屋の悪労働条件によりブラック企業に数えられたことが要因となったようです。結果,利用者も働く人も集まらなくなりました。気づいた時点で改善しようにももう簡単にはできない,ところが3食必要だしトイレ介助もしないわけにいかない。こうやってさらに過酷な職場が生まれ悪循環となります。業界の別な話ですが,退職者が相次いだ施設を訪れてみると介護職員7名で70床を介護していた事実があったそうです。最低24名必要ですからもちろん当然違法ですが・・・
民間が参入しても経営が難しい理由に利益率の低さがあります。ある民間事業者は「1割居室が空くともう赤字ですよ」と話します。社会福祉法人も税金は支払いますが,大きく異なるのが介護保険事業についてが「非課税」です。今後も介護報酬は下がっていく方向のようですから,経営はさらに難しくなりそうです。全く他人事ではありませんが,そんな状況下で質を担保していく必要があります。(風の街みやびら広報誌「風の宅急便」通算第14号より転載)

紫陽花の挿し芽

 本格的な秋を迎えました。すでにこのあたりは早朝など気温10度程度しかない日もあります。産品市場などではキノコなどの姿も見るようになりました。私はあまり花を育てるなどと言う趣味はほぼないのですが,唯一紫陽花が好きです。別に種類に関心があるのでなく,比較的育ちやすく手がかからないことが大好きです。その上,その周りには草も生える余地がなくなるくらい大きくなることがあります。雨に濡れながら色を時々に変化させながら,生き生きとしている姿が良いですね。
 しかしながら増やすには株を買う必要があるので費用がかかります。そこで「挿し芽」ということで育てることを思いつきました。よく見ると皆さん結構庭先で作っておられますね。挿し芽を作るには春先と秋が良いようです。用意した鉢が約30,土を購入して挿し芽の木を用意します。幸い植えてみた後,雨となりました。春に土に下ろせるようなものができますでしょうか?楽しみです。

なかなか驚きの業界事情

 遠路来所された見学者がありました。いろいろな話をしていたら業界内の驚きの話を耳にします。
「ある特養,ショートも含めて70床の施設から手伝ってほしいという依頼があったので,行ってみると何と7名の介護職員でお世話していたんです。びっくりです。それも夜勤を含め24時間勤務!慌てて人を探しましたよ」とか
お医者さんに持ちかけて法人設立から人集めまで契約で集めておいて,開所して1年たつと集団で退職し,次の仕事へ行く集団が3チームあります」とか
サ高住をせっかく建物造ったのに,募集もしないし開所もしないんです。どうなっているのか」、また
「デイサービスも増えすぎて,ある日行ってみると突然リニューアルして小規模多機能に変わっていた」など・・・はたまた
「M法人はまたしても摘発を受けると思います」など・・・コアな情報もあります。
どうも社会福祉法人を含め経営の危ういところは多いようです。危ういのであれば少しは改善できないものかとも思いますが,考えてみるに,入居施設には利用者がいます。評判悪く一度経営が傾いても,辞めることが簡単にできないのです。悪循環の中で続けて行かざるを得ないというのが現状でないかと思いますね。それにしても先日来の虐待事件といい,お寒い状況はけして遠い世界の話ではありませんね。

さわやかなお昼

 秋晴れのさわやかなお昼です。そのお店は街中にありますが静かで比較的美味しいイメージがありました。覚えやすい名前だったのですぐにスマホで調べて,念のため電話で予約を入れました。そこは駅~5分程度の中地下1階とも言える中途半端な位置で光の入り方も少し少なめで,かえって結構いい感じです。訪れてみると,入口になんと客が並んでいるではありませんか?なにしろ予約客ですから,お昼時のサラリーマンが並び談笑している中をするっと入って中央の予約席まですんなり座れました。`予約正解!`と思いながら,「山形牛すじうどんとじゃこ飯」なるメニューを予約します。表示ではご飯は「仁多米」という県境の島根県の高名なお米です。仕事の話から身の回りの話まで日頃の話で時は過ぎます。
1時間経過してもお店には人が入ってきます。働く人以外でもお昼を楽しんでいる人は多そうです。店の奥を見るとお庭さえ見えます。さわやかなひとときは静かに流れます。

職能団体のあり方と今後

 `広島県介護福祉士会の組織化率4%`はショックでしたね。ちなみに広島県社会福祉士会は約20%。これでも組織化率が低いと言われます。でも4%はまずい数字です。看護協会等が約50%であるだけに非情に低い現実があります。国家資格を取得しても職能団体に入らないというわけです。理由は「会費が高い」とか「メリットがない」というわけでしょうが・・・
 大きく1つ間違えているのは資格を取得すれば終わりではないということです。社会福祉士でも取得すれば満足する人が多い。でも本当はそこから`その道のプロをめざしてもよい`という程度ではないでしょうか。では研修はともかくも大きくちがってくるのは人間関係の広がりです。その広がる関係の中でいろいろな情報を頂きます。わたしたちは福祉系ですが医療分野が弱い。いかんともしがたいくらい・・・ところが医療分野が母体の福祉施設は発想が違う。勉強になります。また少しずつ障害分野の仕事も増やそうとしているのは,やはり職能団体で知り合った方々の影響が大きいですね。小規模多機能もやはりそういったおつきあいから学びました。介護技術や認知症研修は介護福祉士会,マネジメントや福祉経営については社会福祉士会という職能団体が研修を担っていくのがベストなのではないかと思いますね。皆さん資格取得して加入しましょう。

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