同級生からの電話

 ある日,電話が入いりました。「●●の◇◇様から施設長にお電話です」???だれ???ようわからん??「お電話替わりました。高原です」で出てみると,
「あの覚えていますか?▲▲学校の時の同級生の◇◇です」
「ああ,たしかに覚えてますよ」
という会話から始まりました。さて`どんな話か`と疑問を抱きながら話していると・・・
 「久しぶりで・・・ところで◆◆についてどうされていますか?」
 「ああそれなら以前数年前に本部の○○さんが何度か来られて説明を受けましたが,結論は活用が無理ということになりました」
あとは世間話をして終わりました。ありがたいと言えばありがたい。わざわざ勇気を出して久しぶりに不義理な同級生に連絡をくれました。でも内容は営業です。
 そう言えば以前にも連絡をくれた同級生はいましたが営業でしたね・・・
 それでもいまでも連絡くれる人はいます。結構頻繁に・・・なかなか素直につきあえる人は少なくなる大人です。利害がついてきます。それでも少しでも営業を受けようとすると目の色が変わるかもしれませんがいい加減なことも言えない立場です。
 同窓会なるものが時々開かれているようです。担当の方が連絡をくださることがあります。本当に不義理で出れないときもあります。また勇気を持って出てみても,やはり年月でお互い変わりすぎてわからないことも多いですね。そうなると結構失敗します。声をかけられて思い出せず,納得いかないので帰宅して卒業アルバムを引っ張り出して,隣りに立つ笑顔の女性の名前をみてその方であり,写真に向かって土下座したり・・・せっかく連絡先を教えていただき,メールくれることもあった方の連絡先を思わぬ「洗濯」という暴挙でわからなくしたり・・・失礼さに反省しています。そうはいっても30年以上前のことですが,まめにつきあっていれば人間関係の広がりやメリットも大きいのかもしれません。また反省です。

テフウキン!!

 毎週金曜日の昼は「ランチミーティング」と称して課長と係長さんたちとご飯を食しながら予定を確認しています。13時頃になると皆さん食事を持ち込んで集まってきます。そこで各種委員会と予定等を話します。いつものように話していると,夏のイベントに至りました。楽器の話になり「アコーデオンは高齢者に懐かしい楽器ですね」と誰かが言うと「ああテフウキン??」という表現が・・・「なにそれ?なにそれ?」とわかりません。
「えっ知らないんですか」
「昔はアコーデオンのことを手風琴と言ってたそうです。なんでも横文字使用できない戦時中のことだそうです」
「はあそう言われればなるほどと納得できる表現ですが・・・」
「それにしてもよくその年齢でそんなことを知ってますね」
ということで少し盛り上がりながら話は進みましたが,結局その手風琴は?どうなったんでしょうか。

パン食?ご飯食?

 皆さんは朝食何を食べますか?「ご飯」「パン」「おかゆ」「その他」・・・「食べない」等。ホテルに泊まると「バイキング」などというどちらかには上品と言えない名称の料理をいただきます。要は自分で好きなものを好きなだけ摂って食べるというホテル側からみると横着な食事形式です。それでもご飯のほかに「トースト」「クロワッサン」「ホットケーキ」「カレー」「コーンフレーク」など様々あります。時にはパスタまで・・・
みやびらには70名の長期の入居の方が生活されています。設備として厨房を持たない特養ですので,お昼と夕食は本体厨房から直線距離200㍍をコンテナで運んできます。その調理された具材を各ユニットで膳組みしています。結局のところ,そうすることで,厨房は膳組と食器洗浄,残菜調査という業務がなくなっています。また朝はいつかも説明したように,各ユニットで用意しています。つまり朝食作りの早出勤務もありません。
それでもご飯は3食ともユニットで炊いています。お汁等は作ったり温めています。ですから6時以降9時頃まで各自勝手に起きて好きなものを食べています。だれしもいつも同じものが良いとは限りませんね。そこで管理栄養士さんに尋ねました。「パン食べる人はどれくらいますか?」「そうですねユニットで割合は違いますが胃瘻である3名を除いて67名中,17名ですね」「ええと4分の1ですか」という会話です。4分の1が多いのか少ないのかわかりかねますが・・・
 私はほぼ毎日納豆にご飯ですが,たまに娘が隣でこんがり焼いたパン食べているとつい「それが欲しい!」となりますね。利用者の感想では厨房を持たない施設ですから,何かと不便ですし,調理師さんや栄養士さんたちのように上手に盛りつけられませんが,「美味しくなった」という感想が聞かれます。もちろん味が格段アップするわけではありませんが,`臭いがする``音がする`といった食事だけでなく周辺の準備まで食事の要素に入っているわけですね。
 調理の職員さんたちの話し合いに参加しました。食事は時間が決まっているだけに時間との闘いです。大変ですね。もっとも調理業務を選ぶには,美味しい物を作ることが好きなことがきっかけで選ばれた方も多いと思います。楽しい仕事であることが基本ですよね。

ホオノキの花の魅力

梅雨前の初夏の晴れた日,療養中の職員さんが明るくやってきた。手に大きな枝を携えて,どうもホオノキとその花のようです。しばらくホオノキと咲きそうな珍しい花で話題が盛り上がった。たしかにときどき目にするが,手にとってみることは珍しい。大きな葉っぱに大ぶりな樹木なので目立つ。少し調べてみると
「大きくなる木で、樹高30 m、直径1 m以上になるものもある。樹皮は灰白色、きめが細かく、裂け目を生じない。葉は大きく、長さ20 cm以上、時に40 cmにもなり、葉の大きさではトチノキに並ぶ。葉柄は3-4 cmと短い。葉の形は倒卵状楕円形、やや白っぽい明るい緑で、裏面は白い粉を吹く。互生するが、枝先に束生し、輪生状に見える。花も大型で大人の掌に余る白い花が輪生状の葉の真ん中から顔を出し、真上に向かって開花する。白色または淡黄色、6月ごろ咲き芳香がある。ホオノキは花びらの数が多くらせん状に配列し、がく片と花弁の区別が明瞭ではないなど、モクレン科の植物の比較的原始的な特徴を受け継いでいる。果実は袋果で、たくさんの袋がついており、各袋に0 -2個の種子が入っている。葉は芳香があり、殺菌作用があるため食材を包んで、朴葉寿司、朴葉餅などに使われる。また、落ち葉となった後も、比較的火に強いため味噌や他の食材をのせて焼く朴葉味噌朴葉焼きといった郷土料理の材料として利用される。葉が大きいので古くから食器代わりに食物を盛るのに用いられてきた。6世紀の王塚古墳の発掘時には、玄室の杯にホオノキの葉が敷かれていたのが見つかった」
私は4年に1度無形文化財の「大山供養田植え」という行事に参加するが,お弁当として昼食にホウノ葉に包まれたおにぎり,塩鯖,蕗などの野菜の煮物をいただくことがある。残念ながら保健衛生上販売が難しいようですが,大変雰囲気があり美味しいですね。でもこの大きなホイノキの葉をたくさん探すのに苦労されています。昨今は神石高原町油木の市街地にあっったものをもらいにまで行ってきたと聞きました。まことに残念ながらその大木も枯れたようです。さあ本部棟に飾られた花のつぼみのついたホオノキの花ははたして開くのでしょうか?

施設長研修会

 今年度初の施設長研修会がありました。県内の加盟施設は347事業所です。私たちの法人は6施設登録となっています。今回は約200名の参加です。総会では平成26年度の報告と27年度の計画。行政説明では広島県社会福祉協議会と広島県からの説明。最後に全国社会福祉協議会から講師が見えて研修でした。もっぱらの話題は4月の介護保険制度改正による減収幅への対応と今後の社会福祉法人改革です。「地域公益活動」への積極的な取り組みが主張されました。「生活困窮者の受け入れ」「生活困窮者の子どもたちの教育への支援」「地域包括ケアシステム構築のための役割」など提案がありました。どれも重要ですが,ハードルの高い内容です。そもそも・・・養護老人ホームの成り立ちは行き場のない身寄りのない社会から取り残された方々を受け入れるところから出発しています。時代が変わり地域も変わりましたが,地域貢献,公益活動と言われても急には大きく変われませんし,すでに別な形でかなりな貢献はしています。アピールが不足なのか?それ以上に地域が疲弊しているのか?ある人が指摘していました。「日本には人集まるところとか,町や田舎の風景に一見無駄なような和やかな部分が見えない!」と。不要なものや無駄と思われる部分をそぎ落とした風景のようです。その分,遊びがなく余裕とゆとりが感じられないようです。『荘子』の「無用の用」という言葉を思い出します。
 全く話は変わりますが,他の研修会と大きく異なるのは・・・年寄りや男性が多いことです。当たり前ですが・・・ですからトイレが長い!並んでもなかなか・・・

蛇よけ

先日も朝から施設周囲において,草取りをしていました。
そういえば私の日課ですが・・・話したことがあるかどうかわかりかねますが・・・早朝は6時します。その後お寺ですので朝課という朝のお勤めして,その後,散歩に出かけます。時には草刈りや掃除をしていますが,雨が降らない限り散歩です。その後,朝食をいただき,入浴します。お風呂はほぼ朝です。なぜかというと夜が混み合うようになった頃に朝にしました。(その結果,朝の方が混み合うようになってしまいました・・・)。その後,コーヒーを飲みながら「連続テレビ小説」と「火野正平のこころ旅」を観て出かけます。
 そうすると朝は8時15分頃に出勤となります。さっそく自室に入り荷物を整理すると,天候にもよりますが施設周囲の掃除に出ます。主に草取りと掃き掃除です。もうこの時季は草取りが中心となります。施設の周囲は芝生とクローバーですが,何しろ川が近いので土手は雑草です。そうなると特に川側は雑草が増えますので,まめに雑草を取らないと大変なことになります。その後,各ユニットを回ります。そのときには先月準備した仏像に線香を供えながら回ります。そううると,時間はもう9時を回っていることになります。広いので一回りもがんばらないと9時半頃になってしまいます。
 と言うことで本題に戻ります。先日の草取りですが,夜半の結構な降雨から一転して雨上がりの朝でした。施設裏側特に雑草の多い川沿いで取り組んでいました。早いものですぐに伸びます。ところがなんだかすごい臭いで気分が良くありません。地面に臭いが漂っています。実は前日環境整備において遊歩道と砂利の際にライン上に「ヘビレス」を散布しました。何かというと`蛇よけ`です。川沿いは石積みですので蛇が住みやすい快適な環境となっています。どうも今年もすでに目撃情報が寄せられています。おそらく蛇の好きな方はほぼいないものと思います。暑い夏は蛇も暑いようで少しでも日陰を探して草むらや最後は屋根の下に入りたくなります。昨年の夏も建物周辺の屋根の下では多く目撃され,騒いでいます。そこで今年は先手を打って蛇よけ薬を撒きました。はたして効くのかどうか楽しみです。ところが臭いがしますね。良い臭いならともかく何とも言えない,あえて言えば懐かしい「正露丸」に似た香ばしい臭いです。草取りしながらなんとも自分も蛇の気分です。せめて効果があり蛇が寄ってこなくなることを祈ります。でも効き目の有効期間は1ヶ月ですから,また梅雨に入ってから必要となります。

環境整備と定期健康診断

 初夏も進みすべてが元気な季節です。草が伸びます!!ずんずんと・・・ということで「環境整備委員会」による環境整備となりました。本日は職員有志による「草刈り作業」です。
あらかじめ川側の土手は専門員さんによる作業でほぼ終わっています。反対の線路側と芝生と砂利の際をそろえる作業があります。暑そうになりそうな日差しの下・・・と思いきや一気にかき曇り,作業を始めた11:00頃には雨模様となり始めました。また雷まで・・・その後降ったり止んだりでしたが,12:00頃には結構な本格的な雨となりました。なんと天気予報の外れたことか。その後13:00から予定の定期健康診断となりました。年2回職員を対象とした健診ですが,もう1回は生活習慣病健診を受けています。ということで健診となりました。検診車と本部棟2階の部屋を利用しての実施です。心電図・レントゲン・尿検査・身長体重・視力聴力・血圧・問診・腹囲・血液とスムーズに流れました。てきぱきと私の場合早く終わりましたが,やはりこの日を迎えるために1週間はアルコールを口にしていませんし,毎日大食いをしないように少しながら心がけました。
 それにしても「風の街みやびら」の職員さんだけでなく,都合の悪かった各事業所の人たちも参加しています。気づいたら皆さん薄着です。終了したら「体重測定が終わった!」の一言です。どうも体重測定がメインの健診でした。

子どもたちと祝う花まつり

 5月8日を迎えました。毎年この日は花まつりです。「花まつり」とはお釈迦様の誕生日です。本来は4月8日がお誕生日と言われています。(私は見たわけではありませんので・・)しかしながら,4月と5月では花の咲きようも大きく異なりますので毎年5月8日に祝っています。
東寿園でも花まつりは行いますが,私は例年シルトピア油木で行っています。というわけで開催予定時間少し前に行くと玄関に飾られた「花御堂」回りには想像以上のたくさんのお花が集まりました。シャクナゲ,小手毬,菜の花,ツツジ,サツキ,キリシマ,ショウブ,アヤメ,アジサイ,キンギョソウ,牡丹・・・それは見たこともないような花まであります。しかしながらどれも現在野山に咲く野草が中心で生花です。多くに人の手により集められた花を少しでも無駄にしないように飾り始めましたが,上に下に花だらけ。花御堂の回りは当然,足下のお参り用参道になったカーペットの両側にも花が敷き詰められています。また玄関近くに集まった利用者50~70名。なのに入り口に席が設けられ空席です。
そのうち車が入ってきて子どもたちが降りてきました。油木保育所の年長と年中の子どもたちです。さらに隣の託児所やデイサービス青い鳥のご利用者も集まり大人数です。お釈迦様はお生まれになって「天上天下唯我独尊」といわれたと伝わります。`自分のみが尊い`という単純な意味でなく,「一人ひとりがみな違いその命はそれぞれがみな尊い」という意味です。お釈迦様の誕生を祝い,大地は花を咲かせ,天は甘露の雨を降らしたと言います。そのことを表現して花を飾り,甘茶をいただきます。子どもたちとお年寄りたちで甘茶をいただきました。「あま~い!」の子どもの声とお釈迦様が生まれるに至る母親摩耶夫人のご懐妊にいたっては「どうやって生まれるの?」の質問に困りながら??の法話となりました。
たくさんの命が開花し,元気が出てくる新緑です。子どもたちの誕生を皆で喜び一人ひとりが人生を全うして長生きして最期が穏やかに迎えられるよう願います。

金沢海みらい図書館

 帰りに金沢に一泊しました。今金沢は北陸新幹線開通で賑わっています。山形新幹線,九州新幹線開業がそうであったように話題ですし,活気がありました。新しい金沢駅は素敵で名古屋や博多駅のように反対側へ抜けられる導線のよい駅です。土産物を見て歩く以外特に目的はありません。有名な兼六園香林坊には行ったことがありますので興味はありません。一カ所図書館を訪れることにしました。「金沢海みらい図書館」です。この図書館は2011年5月に開館。英国BBC放送の「世界の素晴らしい公立図書館4館」、米旅行ガイドサービスの「世界の魅力的な図書館ベスト20」に選ばれるなど、世界的に高く評価されている図書館です。立方体の3階建ての吹き抜けの建物ですが,全面に6000余りの丸いレンズのような窓を備えているユニークなもので見学者が多いようです。なぜ金沢でここかというと,設計がシーラカンス(東京)で施工が戸田建設等共同企業体なのです。どこかで聞いたような建造物です・・・。
 それは少し海に向かった郊外の新緑の中にありました。どこからみてもすぐにわかる建造物です。連休の午前中ですが,駐車場には交通整理の方が2名もいました。駐車場から鉄筋の渡り廊下のような屋根の下を通り入ります。1階は子ども向け図書でホールもあります。2階は通常の図書,3階は地域フロアといった内容です。3階から下を見るとどこに誰がいるかわかるほどよく見渡せます。窓際に机が並び自然光を感じながらLEDで本が読めます。全体的に机が多く静かに利用されています。早朝から子どもから学生,老人まで多くの人が勉強している緊張感が高く,雰囲気に飲まれながら学べる気がします。思わず私たちも興味ある本を手に静かに座ります。こうしてみると建物のデザインは学ぶ気持ちさえも高めますし,働く人たちの志気も高めますので,経済効果は大きいですね。
 帰り際に受け付けの職員さんに「素敵な図書館ですね」と言いましたら,静かな中で「ありがとうございます」とにっこりされました。

山菜料理と築93年の駅舎

 ある街中のお店で食事をすることがありました。春の山菜料理が中心です。コシアブラゼンマイコゴミウドの天ぷら,ワラビの酢の物・・・出された主な食材は東北の山菜料理です。しかし,こう並べてみると私たちの住む広島と変わりはありませんね。というか全く一緒です。ただどれも私たちが手に取る山菜より若干太かったり大きい感じがします。同じ物でも美味しそうですね。そういえば車中から見えた道ばたの蕗さえも太く白っぽくて美味しそうでしたね。
 毎朝散歩しました。「羽前成田駅」という3セクの私鉄の駅によりました。1日12本の運行です。有名なのは築93年の駅舎です。囲炉裏までありますが無人です。なんでも地元では「手をかけずほっておいたらそんな説明になった」とか。NHKの鉄道写真を撮る朝の番組でも紹介されたようです。気づいたのですが,桜や桃,サクランボの花に混じってピンクと白のハナミズキが多いですね。近くの街路樹は両側ハナミズキでした、とても遠くの雪を残す山々を背景に新緑とマッチして素敵でした。

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